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行政書士の野積です。

いつもブログをお読みいただき、
ありがとうございます。

2月に入り、グッと寒さ厳しくなりました。
北国では、だいぶ雪も積もったようで、
雪ビジネスの皆さんには、朗報ですね。

■「喫煙者は不採用」という会社、どう思いますか?

喫煙者は採用しない、という方針を
打ち出した会社があるそうです。

その会社、既存の喫煙者には、禁煙治療の費用を
会社が負担。
その結果、全社員が禁煙を達成したとのこと。

そもそも、禁煙者と喫煙者をどう分けるか
という条件自体は、まだはっきりしてないようです。

会社では吸わないが、会社外では吸う人は
どうなのか、などなど。

また、喫煙しているという理由だけで、
採用しないのは、いかがなものか
という意見もあるようです。

タバコを吸うことのデメリットをあげると、、、
・金銭的な負担
・健康への悪影響
・仕事の効率低下 等々

社員の採用にあたっては、会社側にかなりの
裁量権があります。

特定の思想をもっていることを理由に、
不採用とすることは、必ずしも違法とはいえない
との判決があります。
(三菱樹脂採用拒否事件)

詳しい内容を知りたい場合は、
ググっていただければ、すぐに判例が見つかります。

判例では、「企業は経済活動の一環として、
契約締結の自由を持ち、特定の思想、
信条の者の雇入れを拒んだとしても、
当然に違法となるわけではない。」
としました。

この事件、最終的には原告と会社側で和解となり
原告は三菱樹脂に入社して活躍されました。

法が求めている平等とは、本人の意思や努力では
どうにもならないこと、
例えば、人種、性別、社会的身分等を理由
とする採用拒否については、
人権の侵害に当たるかもしれません。

しかし、タバコを吸うかどうかは、
本人の意思によるもの。
続けるかやめるかは、自分で決められます。

会社でタバコを吸いたい人は、
それがOKな会社を選択すればよいだけです。

そのような採用条件を打ち出すのは、
ケシカランというのは、違う気がします。

私もかつて喫煙者だったので、
タバコ吸いの気持ちは、とってもよく分かります。

しかし、今はやめて本当に良かったと思います。

うちの妻はタバコ嫌いなので、もし喫煙者だったら、
今の家庭はなかったですね。

タバコは、本人の意思で、絶対にやめられます。
(経験者より)

こういうニュースを見聞きすると、
世の中は、どんどん変化しているな~と思います。

■■ 編集後記 ■■

かつて昭和50年代の会社員時代。
出勤すると、まず自分の机でお茶のみながら、
「セブンスター」の封を切って、一服。

フゥーと煙をはいて、
「よし、今日も頑張ろう」という声が、
社内のあちこちから聞こえました。

今では、考えられません。
昔の常識が、今では非常識。

ということは、今の常識が、近い将来には
非常識になるかもしれませんね。
一体、どんな常識が非常識になるのやら。。

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